ao入試は専門学校に適した入学試験方法です

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ao入試というと大学や短大で実施されるイメージがありますが、専門学校でもao入試の導入が広がってきています。専門学校では知識や技術を習得したいという本人の意欲とやる気が重要視されるため、ao入試は専門学校に適した試験方法です。

ここでは、ao入試の概要や動向、更には専門学校におけるao入試の流れについて取り上げていきます。

ao入試とは

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大学や短期大学、専門学校の入学試験にはいくつか方法がありますが、近年はao入試が注目されています。ao入試のaoとは「Admissions Office」の略称です。ao入試では学力試験を課さずに、受験生のパーソナリティーや目的意識などを総合的に評価します。

書類審査や面接や小論文などを試験科目として、これらを総合的に判定していきます。ao入試はもともとアメリカで一般的に行われていた試験方法であり、試験の効率化を目的に実施されました。


普通の推薦試験とはどこが違うのか

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ao入試では書類審査や面接や小論文が課せられますが、それでは一般の推薦入試と何が違うのかよく分からないという人もいるでしょう。大きな違いは推薦者がいるかいないかという点です。推薦入試には指定校推薦や公募推薦などがあります。

指定校推薦では大学が高校に対して推薦枠を設け、公募推薦では個人で学校長の推薦を貰う必要があります。そして、推薦入試は原則として併願は不可能です。それに対してao入試では、特に推薦は必要ありません。ao入試における評価基準とは、受験生が学校や学部のが求める受け入れ方針に基づいた人物像にマッチしているかどうかです。

求める人物像は学校によって異なりますが、学習意欲が高いことや明確な目標意識があることが挙げられます。


ao入試の動向

日本では1990年代から広がり始めたao入試。導入してからしばらくは、ao入試を実施する大学の数は毎年増加傾向にありました。しかし、2010年頃からは横ばいとなり、現在はその数は落ち着いてきています。現在、私立大学では全体の約8割、国立大学でも約3分の2でao入試が実施されています。

また、短期大学でも8割以上の学校でao入試が行われています。このように、今では当たり前のように行われているao入試ですが、2000年代後半からは専門学校にも導入され始めました。東京都にある専門学校では、2008年度入試から専門学校版ao入試本格導入しました。

それ以降少しずつですが、専門学校でもao入試が広がり、それを利用して入学する学生が増えています。

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専門学校こそao入試が適しています

専門学校には大学や短大とは異なり、職業教育を行う高等教育機関として重要な役割があります。

そのため、専門学校では特定の職業に就くために必要とされる知識や技術、更には資格を身につけるためのカリキュラムが中心です。もし、一般教養を身につけたいならば、大学や短大への進学がおすすめです。

そして、専門学校で身につけた知識と技能を活かせる企業や団体に就職していきます。つまり専門学校とは、社会に出て即戦力となる知識や技術を身につける学校です。したがって、専門学校に入るために求められるのは、その知識や技術を習得したいという本人の意欲とやる気なのです。

先述の通り、ao入試ではその学校で学ぶための意欲や目的意識が問われるため、専門学校こそがao入試に適しているといえます。更に、専門学校のao入試は、オープンキャンパスなどに参加してエントリーを行います。

受験生側とすればオープンキャンパスで専門学校の雰囲気を味わい、そこでどのような知識や技術が習得できるか知った上でエントリーが可能です。

一方、専門学校側からすれば、受験生の目的意識や意欲を確認することができます。このように専門学校のao入試は、互いのミスマッチを防ぐために有効な手段なのです。

専門学校におけるao入試の流れ

ao入試を受けると決めたら、まずはその流れを理解することが重要です。流れのポイントは6つあります。第1は学校見学会に参加することです。学校見学会やオープンキャンパスなど、専門学校が主催するイベントに最低1回は参加します。

そのときにエントリーシートが配布される仕組みです。第2はエントリーに参加することです。エントリーシートに必要事項を記入したら、各専門学校で定められた期間内に提出します。これでエントリー手続きが完了します。

学校によっては複数回エントリー期間を定めていますが、途中で募集人数を超えた場合はそれ以降のエントリーを打ち切ることがあるので注意が必要です。第3は出願です。エントリーが済んだだけでは入試は行えず、ao入試出願手続きを済ませなければなりません。

出願手続きでは期限までに、入学願書や卒業(見込み)証明書、成績証明書など必要な書類を提出する必要があります。更に、出願料も納めなければいけないため、忘れずに手続きを行いましょう。第4はao入試本番です。

選考方法は専門学校によって異なりますが、面接や小論文はほとんどの学校で課せられます。落ち着いて試験に臨めるように、しっかりと試験対策しておくことをおすすめします。第5は合格発表です。郵送で合否通知をする専門学校があるので、出願時に切手代を払うように指示されることがあります。

第6は合格内定後から入学までの期間です。無事に合格を勝ち取ったら、専門学校によっては入学前教育を実施しています。課題やレポートが課せされ、期日までに提出しなければなりません。専門学校では学習意欲がある学生を求めているので、入学前からしっかりと勉強するように指導しています。

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ao試験の実施時期

専門学校のao試験はいつごろから行われるかといえば、早い学ところではでは6月頃から入試へのエントリー自体がスタートします。そして、夏休みに入る7~8月頃にはエントリー受付がピークを迎えます。比較的長めにエントリー受付期間を取っていますが、人気がある専門学校では早めに募集人数に達してしまうため注意が必要です。

また、出願期間は短いため、ao入試試験はエントリー受付締め切り後すぐに行われることが多くあります。そのため、8月中に合格が決まってしまう受験生も少なくありません。更に、専門学校によっては、ao入試を卒業シーズンの3月まで実施していたり、地域や分野によっては始業式ギリギリの4月まで行っていたりします。

ただし、ギリギリにエントリーすると入試まで時間がなく、準備をする暇がほとんどありません。そのため、早めにエントリーを済ませておき、余裕を持って試験対策をしておくと良いでしょう。